俳優・女優が曲をリリースする…昔から今に至るまで様々な曲が生まれてきました。上手な人もそうでない人も色々な方がいましたが本稿で取り上げる方は…というか曲は、群を抜きまくっていると思うのです。
薬師丸ひろ子さんについて
Wikipediaによると「日本の女優・歌手」とありますね。私としては完全に女優のイメージでした。主演されていた映画の主題歌「セーラー服と機関銃」が当時ヒットしたことは知っていたので、歌手という肩書もそんなタイアップゆえのヒットシングルを持っていることから来るものだと思っていました。この曲を聴くまでは。
神秘的な歌声・メロディを放つ名曲「Woman”Wの悲劇”より」
・・・もうね、昇天しそう。美しすぎて。神秘的過ぎて。
なにこれ。メロディも歌詞もそうだけど、なんでこんな歌声キレイなの?
まあでもレコーディングはベストテイクだしね。LIVEだとさすがにこうはいかないでしょ。
(YouTubeでLIVE音源を物色…)
変わんねええぇぇぇぇーーーーーっっっっっ!!!!!!!
むしろ神々しさ増してたああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーっっっっ!!!!!!!!!!!!!!
・・・伸びやかで透明感のある歌声、素敵です。
天才、ユーミンの紡ぐメロディ
薬師丸ひろ子さんの歌声だけでなく松本隆さんの歌詞の美しさも、もちろんあります。
が、歌詞の表現する世界観「時の河」「星の破片」「星降る町」のイメージを何倍にも増幅させる曲を抜きには語れません。作曲はユーミンこと松任谷由実氏(編曲は夫の松任谷正隆氏)。
ユーミンはこの曲について「これはオートクチュールだから」と言ったそうです。
※オートクチュール=デザイナーが顧客のために完全オリジナル衣装をデザインするもの。 生地、仕立ても含め最高級の完成度を持つ。
・・・ユーミン、化け物だな。狙ってこんな曲プレゼントできるもんなのか。。。
かく言う私がこの曲を知ったきっかけはユーミンのセルフカバーアルバムでした。初めて聴いたときからいい曲だなと思っていたのですが、興味本位で原曲ver.を聞いてそのあまりの輝きに脱帽した次第です。
ユーミンのカバーver.も良かったですけどね。ただ本人がおっしゃっている通り、この曲は薬師丸ひろ子さんが唄う時が最も破壊力を増すのだと思います。
このカバーアルバムには「『いちご白書』をもう一度」や「瞳はダイアモンド」のような有名曲も入っていてそれらもオススメ。ユーミン、自分の曲も提供曲もどれだけいい曲作るんだよって感じです。
ちなみにユーミン自身が歌う曲で私が一番好きな曲は「雨の街を」でして(松任谷ではなく荒井由実時代)。素晴らしい曲なので併せてご紹介。
叙情的。染みるわぁ・・・。
大ヒットドラマ「あまちゃん」ではこんな唄も
宮藤官九郎脚本の大ヒット朝ドラ「あまちゃん」の挿入歌「潮騒のメモリー」。歌詞は変なのに名曲オーラが漂うという不思議な曲でした。
まぁでもこの曲は一般的にキョンキョンver.の方が有名ですかね。
※キョンキョン=なんてったってアイドルだった女優の小泉今日子さん
ただ私はキョンキョンなら「優しい雨」を推したい!どうしても推したい!
作曲者である鈴木祥子さんver.も推したい!
だって名曲だから!雨の日にはしっとり聴きたくなります。「運命だなんて口にするのなら 抱きしめて連れ去ってよ」なんて、色々な意味でキラーワード。作詞家キョンキョンも素敵です。
アルフィーのタカミー作曲「木枯しに抱かれて」も名曲ですけどね。
※タカミー=THE ALFEEのゴージャスギタリスト高見沢俊彦氏
「あなたに会えてよかった」なんて説明不要の名曲ですけどね。
それでも私は「優しい雨」を推したい!
閑話休題
最高の素材を天才が最も引き立つ形に仕立て上げた名曲「Woman”Wの悲劇”より」でした!