漫画って色々な名言が飛び出しますよね。物語を盛り上げるものや感動を呼ぶものなど。今回は普段仕事をする中で使えると思うものを5つ選んでみました!
超名言5選
理解・分解・再構築
名作ダークファンタジー「鋼の錬金術師」より。
物語の核になる技術、錬金術の基本となる概念。ものすごく有名な言葉なので実際使っている方も多いかも。
【理解】
問題の内容を把握。
【分解】
問題をいくつかの項目に細分化。
【再構築】
細分化した項目を処理。処理後は再構築し成形。
例えば複雑なデータの処理や難航しているスケジュールの組み直しの際、無意識でも行っているのは上記のような流れではないでしょうか。
さまざまなシーンで使えるであろうこの言葉には、まさにこの世の真理を感じずにはいられません。
アームストロング少佐いい!でも、アームストロング少将はもっといい!!
おまえもしかしてまだ 自分が死なないとでも 思ってるんじゃないかね?
休載多めだけど書けば期待を超えてくる、冨樫義博先生「幽☆遊☆白書」より。
主人公、浦飯幽助に対し宿敵である戸愚呂弟が放ったセリフ。この前にある「元人間のオレの経験からみて 今のおまえに足りないものがある 危機感だ」というセリフとワンセット。
使いどころとしては、自分を奮い立たせる時かと。
現状維持バイアスなんて言葉があるように、人は基本的に本能レベルで変化を嫌います。それが変わらなければならないと頭で分かっていたとしても。
幽助はこの危機を乗り越えましたが、現実が同じように救われる保証はない。だからこそ奮い立たなければならないときに、思い出してみてほしい名言です。
危機感、足りてますか?
この顔…こんなんに迫られたら絶望しかないです。
上に立つ者は下の者の 気持ちは汲んでも顔色は窺ったらあかん
オサレは誉め言葉です、割と真面目に。「BLEACH」より。
「者」は「もの」じゃなく「モン」と読んでください。語感が違うのでその方がよりしっくりきます。
護廷十三隊の隊長、平子真子の名言。この後に「好きなようにやったらええ それで誰もついて来えへんかったら 器やなかったっちゅうだけの話や」と続きます。
私も身に覚えがありますが、顔色を窺うとまではいかなくても部下の気持ちを必要以上に意識してしまうときってあるなぁ…と。
それはモチベーション維持のためだったり、チームの雰囲気を良くしようと気を遣った結果だったりもするのですが、時として割り切ることも必要なのかなと思います。
組織は複数の人間が集まっているものだから、全ての部下が完全に満足のいく形にすることは難しい。ただ全てに納得がいってなくとも、認めることができる上司であればちゃんと下の者はついていく。だから気持ちを汲んであげる必要はあるけれど、基本的には自分が正しいと思う道を行きなさい
・・・というメッセージだと解釈しています。さすが師匠。
斬魄刀の能力に関しては、鏡花水月が先に出ていたのもあり霞んでしまっていたやで。。。
この世のすべての不利益は「当人の能力不足」で説明がつく
これまた稀代のダークファンタジー「東京喰種」より。
主人公の金木を拷問し、彼の考え方にも大きく影響を与えたヤモリの名言。一見すると、無情で冷たい印象をうけると思います。
実際、物語のなかではそのニュアンスで使われていました。自分に能力がないから奪われるし、失う。すべては自己責任、無力な自分が悪い…と。
ですが捉え方を変えると、
自分の能力不足が理由で現状の不利益が発生しているということは、自分の努力次第で解決できるということ。例えば他者の妨害があったとしても、はねのけるほど強くあれば不利益は被らなくてすむ
とも受け取れます。
給料への不満、仕事内容への不満、人間関係への不満、理不尽な出来事…。働いているとさまざまな困難に出くわしますが、ふとこの言葉を思い出すと現実を受け入れたり前向きな力に変えていけるので、一度お試しください。
るろうに剣心の志々雄誠が言う「この世はすべて弱肉強食」同様、厳しい真理です。
落ちこぼれだって必死で努力すりゃ エリートを超えることがあるかもよ
不朽の名作「ドラゴンボール」より。
言ってる悟空だって地球人から見ればエリートじゃん!戦闘民族サイヤ人じゃん!…という意見もありそうですが、悟空は自分の種族が何であったとしても努力をしたと思います。
また修行の結果、戦った相手に勝つことも負けることもあったわけですが、変わらず努力し続けたことにより結果的にエリートを超えるレベルの高みに昇っていきました。
今の自分のレベルがどれだけ低かったとしても、周りがどれだけ高レベルに見えたとしても、腐らず努力することでしか道は開かれない。場合によってはその差を逆転する可能性だってあるかもよ?…と教えてくれています。友情・努力・勝利!
余談ですが、悟空は努力の人だけどやみくもに努力するのではなく、効果的な方法を考えながら修行に取り組んでいました(セル編で自分が師になった際はそれが顕著)。ドラゴンボール超になってから、おバカキャラにされがちだったのが悔やまれます。
登場するだけで安心感を与える姿に憧れました。
他にも名言はありますが
幼児の英雄アンパンマンの歌にも「何が君の幸せ 何をして喜ぶ」という深い問いかけが潜んでいます。漫画のセリフとあなどるなかれ。漫画はただの娯楽を超え人生訓も含んだ文化なのですから。