【Tokyo Ghoul】東京喰種 展覧会レポート~石田スイ展の感想~

漫画・アニメ

きたる2021年2月28日(日)、東京喰種作者である石田スイ氏の展覧会が開かれると聞き、行って参りました。連載終わって早3年か~と、思いを馳せつつ書いたレポートであります。

石田スイ初の大規模展覧会~東京喰種以降の動きも

初の大規模展覧会ということもあり、東京は2021年2月6日(土)~ 3月7日(日)、福岡は2021年4月10日(土)~5月16日(日)と、二ヶ所での開催。

本展示会は東京喰種のためだけでなく、石田スイ氏が東京喰種連載終了後に関わったプロジェクト「JACK JEANNE」のPRも兼ねた展示会でした。

が…、

スミマセン!!

本稿は東京喰種のみに言及しております…。勉強不足で申し訳ない…。

絵はどれもキレイでした。中身の予習をして行かなかったのが悔やまれます。。。


コロナ禍でも安全に配慮して開催

時間を指定した入場制で、同じ時間帯に人が密集しないよう配慮されていました。

こういった形で安全とエンタメに折り合いをつけてイベントが開催されるのは必要なことだと思います。

入場して最初に動画をみるのですが、内容はこの展示会用のアレンジを施されたunravelをバックに原作の様々なシーンを映し出したものでした。

unravelを初めて聞いた時の衝撃を語った記事↓
物語とのシンクロ率にどっぷりと引き込まれたアニメOP神曲について 


金木のターニングポイントとなった工事現場をイメージ

金木がリゼに呼び出され運命が変わるきっかけとなった場所、工事現場を彷彿とさせるような金網フェンスにかけられたイラストパネル。

赤いライティングも赫眼や血を想起させ、物語の世界観にマッチしています。

大きめに展示された董香ちゃんのパネル。

真っ白な背景にグロテスクな赫子を生やす少女…というコントラストが美しさを感じさせます。

「ここに テメェのものなんか ひとつもねぇんだよ」

のセリフには痺れましたよ姉御。


各種パネルの掲示

金網フェンス周辺以外にもパネルは多数展示。

撮影OKだったものがパネルのみだったため写っていませんが、壁際には読者が石田スイ氏に質問した内容への直筆回答が書かれている「100の質問」なるものが掲示されています。

質問の中に

「石田スイ先生が辛いとき自分の支えにしていた言葉などはありますか?」

…というのがあって。

これの回答が個人的には印象的でした。それが何だったかは…後ほど書きます。

各キャラクターを絵柄に使ったトランプ。

良い感じです。オウル化した滝澤がJOKERっていうのはピッタリですね。

:reで登場した際は衝撃でした。


名言をフィーチャーした大型パネル

物語終盤まで色々と翻弄され続けた主人公というイメージです。

頑張ってはいるんだけど、残酷な現実に敗れ続けるというか。

満を持しての登場から数コマで什造に敗れたシーンは、ショックを通り越してポカンでした。。。

 

このふざけた奴、エトより強いのかよ~…と。

まじかよ~…と。

エト好きだったので。

 

さすがの死神、絶望的な強さでした。とはいえ、フツーに金木が負けて連載が終わるなんて思いもしなかったのです。

無印東京喰種の最終回が掲載されたヤンジャンを読んだ日は、衝撃過ぎて一日中仕事がうわの空でしたよ。。。

 

この漫画の名言といえば何かと聞かれれば、迷わずこれを選びます。同じ思いの方も多いのでは…?

前述した読者から石田スイ氏への質問の回答、答えはこれだったのです。石田スイ氏自身、この言葉に追い詰められも励まされもしたと書かれていました。

生み出した作者自身が影響を受けるほどのパワーワードだったんだなぁ…と、改めて納得。

この言葉は受け止め方によって毒にも薬にもなると思っています。

「不利益の原因はすべて自分なのだから、自分が悪い」という捉え方をすると内罰的な言葉に感じられますが、「能力さえ手に入れれば、この世の不利益はすべて払拭できる」とも解釈できる。後者はむしろ希望を感じられる言葉なのでは?


初期設定漫画の掲載も

イラストパネルや100の質問以外に、読み切り漫画だった時の東京喰種や月山と掘の別設定漫画も壁に展示されていました。どれも面白かったのですが、これらの内容はこの展示会の図録に全ページ掲載されているので、興味があれば買って損はないです!図録なのでパネルとして掲載されていたイラストも載っていますし。

左が図録。右は石田スイ展開催記念チケット&クリアしおりセット。

 

しおりセットの中身。表紙含め、どれも良いイラストです。装丁もしっかりしているので大満足。


物販で買ったコースター。今回の展示会でも印象的だった金木くんの絵柄も入っていました。しかしこのコースター、もったいなくて使えないですね。。。

まとめ

3年振りに浸った東京喰種の世界はやはり刺激的でした。

正直、途中の展開についてはいくつか「???」と思う部分がありはしたものの、全部ひっくるめて考えてもなお好きな作品だったなぁ…と再認識。

世界観と絵が持つ力が強いんでしょうねぇ・・・また漫画読も。

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