前回の記事に続きBUCK-TICKのライブ振り返りです。本稿関係ないですが『異空』良いアルバムですね。もっと新譜聴きたかったなぁ。
続・櫻井さんを想い
BUCK-TICKの公式HPに新譜『異空』のツアーに臨むメンバーのコメント動画がアップされてまして。その中で櫻井さんは「10月の20日、金曜日・神奈川、ゼップ横浜。10月26日木曜日〜」ってツアーの日程を紹介していました。コメント聴きながら、
そのツアーは実現することがないこと
読み上げるその日にちに櫻井さんはもういないこと
とかを考えて、やるせない気持ちになってしまい。人生というのは本当に、一寸先は闇なんだなと。これは誰にでも起こり得ることで。
ただ櫻井さんは死の直前までステージに立っていたように、全力で人生を全うしたのだと思います。早すぎる終わりに納得は出来ないのですが…。
この件で「美談にすべきではない」「体調悪ければすぐに病院に行ってほしい」という意見をX(旧twitter)で見かけますが、これには私も半分同意で。今後ライブ中に倒れた方には大事をとってほしいし、「ライブ中に死んだから伝説」みたいな安易な評価はしたくないです。命は大切。
だけど。
櫻井敦司という人の生き様は、その最期の瞬間まで命を燃やし尽くし フッ とこの世を去った…まるで作り話のように鮮やかで美しいものだったのだと思えてなりません。
「魔王」なんて比喩も比喩じゃなくしてしまった。そんなミュージシャンだったのだと。
きっとこれから先もずっと様々な方に愛され、伝説と語り継がれるのだと思いますが、拙生もそのひとりとして日常の様々な場面でこれからもお世話になります。
ということで!
あっちゃんの勇姿を!
振り返ります!!
TOUR 2014 或いはアナーキー【2014/06/21(土)@市川市文化会館】
9年前か…。チケットプリントの格好良さに悶絶。チケットと一緒に写っているのはツアーグッズのチャーム。
ツアーグッズ紹介の冊子。ここに載っているツアーパンフレットも宅配トランクに預けちゃってるな…今度取り出したら画像追加します。小型で装丁しっかりしていて満足度高い一品。特にこのツアーパンフ(或いはアナーキーのジャケット)は表紙が格好良かったのでしばらく部屋に飾っていました。
冊子中面。
トレーディングカード。あるとやっぱ買ってしまいますよね~!みんなカッコいいものね~!!絵になるもの!!!ヒデさんの眼光の鋭さがヤバい。トレカと一緒に写っているのはチャームとセットだったシール。
トレカ裏面。裏面もおしゃれ。他のバンドもトレカ作ったら良いのに。ホイホイ買っちゃうのに。まぁでも、なかなか、ここまで絵になる人たちも稀ですが。
TOUR 2014 或いはアナーキー セットリスト
1.DADA DISCO – G J T H B K H T D –
めっちゃ癖になるーっ!
口ずさんでしまうーっ!
こんな能天気な曲調をフツーにやれてしまうBUCK-TICKの懐の深さよ。
DA!DA!DA!DA!DA!DA!DA!DA!
GA!GA!GA!GA!GA!GA!GA!GA!
カジベリビンバ!カジベリビンバ!
2.SURVIVAL DANCE
TRFじゃないです(古い)。
サンバか!踊れ踊れーっ!
3.Devil’N Angel
一転してシリアスな曲調にドキドキします。
4.ICONOCLASM
BUCK-TICKフェス2007でJがカバーし、LUNATIC FEST.のBUCK-TICKステージにもこの曲でJが乱入してましたね。Crush!
Jの追悼コメントは読んでいて切なくなりました。特に仲が良かったのは今井さんのようですが、BUCK-TICKに影響を受けたことも知っていたので僭越ながら心配で。
5.モンタージュ
ルーズなノリでイェーイェーイェーッ!
6.ボードレールで眠れない
ビーチでかかってそうな曲。てかホントこの人たち曲調の振り幅でけぇな!
7.masQue
アコギをフィーチャーした妖しさ溢れる曲。化けのかわのまま踊りますえ〜っ!
8.PHANTOM VOLTAIRE
こういうアップテンポな曲はやっぱ好きです。
9.サタン
こういう物憂げでダウナーな曲も好きです。
10.世界は闇で満ちている
こういう美しい曲も好きです。
11.ONCE UPON A TIME
こういう前向きな曲も(ry
まぁつまり、バラエティーに富んだ曲だらけなのにどれも「BUCK-TICKらしい」と思わされてしまう…そんな全てが好きなのです。
12.LIMBO
「生きている証と」のメロディーラインが妙に印象に残って、つい口ずさんでしまいます。皿洗っているときとか。口ずさんでます。狂っちまえばいいのさって。
13.宇宙サーカス
私は『残骸』がリリースされたときにBUCK-TICKに興味を持ったのですが、その他の曲を初めて聴いた当時は好きな曲とそうでない曲の差が激しすぎて実は微妙な評価だった感じでして。
ダーク・メロディアス・スピード感が好きだった厨二病真っ盛りの私にはクセが強く感じたんでしょうね…。この曲も当時聴いていればそう感じたんでしょうが、今となってはどれも良い音楽です。
14.NOT FOUND
この曲なら厨二病の頃の私でも好きになってますね!
15.メランコリア -ELECTRIA-
ダークで妖艶な雰囲気の漂う曲。切なげなメロディーにメランコリックな気持ちになります。でもこれ、次の曲で落とすための振りだと思っています。
16.無題
『或いはアナーキー』のボス曲。重苦しい雰囲気でゆっくり曲が進んでいき「I’m a fool」からダウナーさが爆発します。圧巻。ライブでみても圧巻。ルナフェスで一見さんに最後にこの曲叩きつけたのも圧巻。
アンコール1
17.VICTIMS OF LOVE
YouTubeにアップされてるこの曲の動画に「櫻井敦司の声はセクシャルです」ってありました。おっしゃる通り。
18.タナトス
カッコいいなぁ…クールなデジタルロック(語彙よ・・・)。
19.NATIONAL MEDIA BOYS
惡の華の頃のひねくれたポップさって素敵。
アンコール2
20.STEPPERS –PARADE-
今井さんが足上げながらギター弾く姿がピッタリハマる、陽気なオープニングパレード曲。
21.LOVE PARADE
…からの、名曲臭が半端ないエンディングパレード曲。優しい雰囲気と祭りの後の物寂しさを感じるメロディーに泣ける。
22.夢魔-The Nightmare
この曲歌ってあっちゃん以上にサマになる人間は地球上にいません。
23.形而上 流星 -metaform-
和の雰囲気と悲壮感を感じる、歌詞とメロディーに胸が締め付けられます。
LUNATIC.FESTで見たモニター演出に、サビで徐々に光が大きくなっていき「夢を見た. .」のところでパァっと光が散る…というものがありまして。これが曲とマッチしてエグいくらい美しかったのを、今でも覚えています。
聴き終わったあとの余韻から抜け出せない、超名曲。
やっぱりBUCK-TICKのライブ見てぇーっ!
まぁやっぱ分かってましたが気持ちの整理はつかないので、また次の記事で。