マーケティングって、何なのさ?未経験者が資格を通して初歩を少し学んだ話。

仕事

マーケティングのマの字も知らなかった私がマの字を知るまでの体験記です。

資格取得を目指したきっかけ

ここ数年職場で「マーケティング」という言葉をよく聞くようになりまして。広告媒体の目的はクライアントの売上げアップ。商業印刷物制作の現場もやはりマーケティングの目線は欠かせないでしょう…という話をよくしてくるけど、結局マーケティングって何?具体的に何するの?と思ったのがきっかけ。

「市場調査するんだろうな〜」程度のイメージはあったものの、具体的なことは分からなかったので体系的に学ぶには資格を取るのが早いかな?と思い色々探した結果選んだのがこの資格でした。

私の周りではDTPエキスパートと併せてプロモーショナル・マーケターの資格を名刺に記載している方が多かったのでそちらとも迷ったのですが、マーケティング・ビジネス実務検定の方がより基礎的なことを学べ、かつ幅が広いと聞きこちらを選びました。

ちなみにDTPエキスパート取得までの話はこちら

プロモーショナル・マーケターは商品販促活動に特化したものを学ぶようなので、自分が求める知識にあわせて選ぶと良いかと。

勉強時間・勉強方法など

試験料は税抜き5,700円(2019年当時)。

教材はマウンハーフジャパンのサイト内で購入した「ベーシック マーケティング・ビジネスハンドブック」と「C級試験問題集」を使用。

とりあえず教科書であるハンドブックを一周読んだあとは、問題集を繰り返し解きました。勉強時間としては一か月一日約1時間だったので延べ30時間ほど。

テキストの方は個人的にとっつきづらく感じ1周しか読まなかったため、ほぼ過去問題のみ使って勉強しました。過去問題をひたすら繰り返し解き、頻出のテーマ(=受験者に必須で学ばせたい知識)が何か把握しつつ意味がわからない単語などは都度ネットで調べる…という勉強方法をとりました。

テキストは情報量も多く必要な基礎知識も多数掲載されていたのですが、いかんせん馴染まなかったもので読んでも自分の中に入ってこないため、結果ほとんど読みませんでした。なんなら別の本やネット記事の方がしっくりくる解説もあったりして。この辺りは個々人の感覚による部分だと思いますが。

受験時間は知識科目 が13:45~15:15の1時間30分。

休憩はさんで事例科目が 15:30~16:15の45分。

テスト問題は過去問を何度も解いていれば解けるものばかりだと思います。見覚えがあるものだったり、初見だけど何が答えか何となくわかったり。まあ全然満点とかではなかったのですが…。

テスト後解答をもらえたので、すぐに答え合わせができます。そして2科目合計点(200点)の80%(160点)を基準として試験委員長が定めた点に届くと合格になるそうなので、自分が受かったかどうかの結果も大体わかります。ちなみに私の正解率は86%でした(結構ギリじゃん!)。

合格後の感想

合格発表はテキストを購入したり試験を申し込んだりしたMHJ検定サービスカウンターで発表されます。合格証書もサービスカウンター上で発行されます。賞状のFMTに別途印字されたテキストが載った状態のものが表示・印刷できるようになります。

取得してみての感想ですが…なんとな~くマーケティングというものが分かった…かな?というのが正直なところ。もちろんいくつかの事例や単語・調査法というものは覚えました。けれど結局机の上の知識でしかないというか。結局のところマーケティングの知識や技術は実践することでしか身に付かないんだろうなぁ…と感じました。

「それを言ったらどの資格もそうだよ」という声も聞こえてきそうですが、例えばDTPエキスパートで得た知識は知っているだけですぐ実務に使えるものが多かった印象です。

一方マーケティングに関しては手法や単語など教科書上の知識以上に、それを使ってどういう答えを導き出せるかが重要であるように感じました。使っていく中で磨かれる知識・技術ではないかと。

ビジネス系ユーチューバーの方や多くの記事で「マーケティングに資格はいらない」ということを言っているのを目にしますが、これはつまり多くの実戦の中で「習うより慣れろ」ということなのだと思います。そういった意味で知識は得られたけど「マーケティングを分かっている」とはとても言えないなぁ、と。まあそもそもC級は基礎なのでその辺りB級とか取ればまた印象が違うのかも知れません。

ここまでマイナスな印象の文が続いてしまいましたが、個人的にはこの資格試験を受けて良かったと思っています。

正直 「ベーシック マーケティング・ビジネスハンドブック」 よりわかりやすい市販のマーケティング本はたくさんあると思いますし、資格をとったから何ができるというわけではないのですが、試験日に向け集中して勉強することで「マーケティング」というものと真面目に向き合う時間が生まれたので。そこで向き合った結果を証明するものとして「合格」が存在すると考えると、この資格の勉強をした意義はあったと思います。

結局マーケティングって何?

最後にこの勉強を通じて私が出した「マーケティング活動とは何か?」の答えなのですが。

市場のニーズを汲み取り、市場が求める商品を提供する。そしてその過程で発生するすべての事柄(市場調査・企画・製造・広告・流通・販売等々)に関わる活動のこと…でした。

ググってみるとわかる通り「マーケティング」という言葉ひとつとっても「売れる仕組みを作ること」だったり小難しい定義だったり色々でてきますが、私にはこれが一番しっくりきました。

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