DTPエキスパート認証試験に合格してからはや2年。2年に1度の更新試験を受けたのでその際のレポートです。
DTPエキスパートを取得した際のレポートはこちら↓
DTPエキスパート取得までの道~私の勉強方法~
申し込み&試験前の勉強
更新時期が近くなると日本印刷技術協会の資格制度事務局から「DTPエキスパート認証更新のご案内」が届きます。案内の中には今回の更新試験の対象者、受験方法、結果発表の方法、受験料、更新試験申請方法などが書かれています。
申請受付をするWebサイトの受付期間が21日間しかなかったので、日々の忙しさの中でうっかりしていると期日を過ぎてしまうかも…。私の場合は7月上旬に案内が届いてから申請を終えるまでは、日頃自分が目にする場所に更新案内の書類を貼って忘れないようにしていました。
更新試験の受験申請は「エキスパート資格者サイト」のマイページから行います。先述の案内にURLやログイン方法が記載されているのでそれに従って手続き。受験料は7,300円(税込)。
事前にどういった勉強をするべきなのか、参考に各種サイトの体験談を見て回ったのですが、特に勉強をしなかった方が多いようなので私も一切しませんでした。結果としてはそれで全く問題なかったです。
更新試験受験
試験は自宅のPCで受験するCBT方式でした。自分の空いている時間で受験できるので助かります。土日も平日も、仕事から帰宅後深夜に受けることも可能なので。
指定された1か月の間に学科試験1部・2部と記述問題の計3つ解けばOK。 学科試験第1部・第2部 は約60問出題され、各々正答率80%以上で合格。不合格となった場合も各々3回まで受験可能です。
記述問題はレポートを提出するだけなので、提出さえすればOK。レポート内容に関する合否判定はされず、提出をもって合格となります。
私の場合は下記の要領で受験しました。
①学科試験第1部を素直に受験
②終了後、結果は即時判定。微妙に点数が足りなくて落ちる
③答え合わせのページで自分が間違えた問題を確認する
④その際すべての設問の答えをメモする
⑤メモを見ながら解答、合格
…第2部も同じ要領という具合。
もちろん記憶力に自信があれば不要ですが、確実に合格したければ答えをメモすることをオススメします。なお一度落ちて再受験する際、出題される問題と解答は全く同じなのですが、出題される順番は変わるのでその点は注意です。
解答時は時間制限がないので1回目から答えを調べつつ解答…というのもできなくはないのですが、時間がかかるのとせっかく3回まで受験できるので、自分がどれくらい当時勉強した知識を覚えているのか確かめる意味で1回目は普通に受験しました(結果落ちましたけど…やはり忘れているものですね)。
問題数は60問ですが設問と選択肢の内容を含めると結構な文章量を読むことになるので、思いのほか時間がかかりました。学科試験1部につき前述の①~⑤まででかかった時間は、だいたい3時間くらいだったかと。
解答を保存して中断、再開もできるので自分に都合の良いタイミングで受験しました。
更新試験を終えて
更新後の認証証と一緒に更新試験の結果概要が書かれた書類が送られてきたのですが、内容は以下の通りでした。
更新対象者数:1,796名
更新申請者数:1,549名
合格者数:1,523名
更新率:84%
更新申請しなかった方が200名以上いるんですね。申請期間が短かったので申請を忘れた方も多少いるのではないかと思いますが、単純に異業種へ転職などでこの資格が不要になった方もいらっしゃるかと。私の周りでも転職される方は割と見かけますし。
更新率84%とありますが、これはあくまで合格者数を更新対象者数で割った数値です。
更新申請をした方の中での更新率(=更新試験合格率)は98%。つまり、忘れずに申請期間中に申し込みをして、きちんと試験を受ければ誰でも問題なく合格できる数字です。難易度は資格取得時に受けた試験の比ではないので、更新試験に不安な気持ちを持っている方はご安心ください。
正直、2年に1度の更新って面倒だしお金もかかるし億劫だなと思っていました。
もちろんそういった部分はあるのですが、日々の中で忘れていた知識を思い出したり、曲がりなりにも「エキスパート」を名乗っている自覚を呼び起こす意味では2年に1度強制的に自分のネジを締め直す機会があっても良いのかもな~と感じました。
とりあえずひと段落したので、また2年頑張ります!!
2024.6.18追記~続・更新試験を終えて~
変わりゆく時代を憂い更新するか迷ったりもしたのですが、2023年も更新試験受けました。2023年の更新試験結果概要は下記とのことで。
更新対象者数:1,666名
更新申請者数:1,402名
合格者数:1,386名
更新率:83.2%
更新率、業界の動向的にもっと下がっているかと思いましたが、下げ幅は思いのほか大きくなかったです。近頃はどこも印刷物だけでなくWEBを絡めた施策が多くなっていますからねぇ…。生成AIの登場もあり次回更新時期はどんな時代になっているのやら。恐ろしくも楽しみです。