2020年10月6日、エドワード・ヴァン・ヘイレンがこの世を去った。享年65歳か…若すぎるという歳ではないけれど、もっと聴かせて欲しかったなぁ…。どうか安らかに。天国でも笑顔でギターを弾き倒してください。
超名曲「Hot For Teacher」
ヴァン・ヘイレンの中で1曲選ぶとしたら?と言われたら、私は迷わずこれを選びます!
晩年のライブ映像。うぉーっ!エディーッ!!!
収録されているオリジナルアルバムは「1984」。1984年にリリース。Jumpに代表されるようなキーボード色が強い曲もありつつ、Hot For Teacherのようなアッパーチューンもあり。
長すぎず、でも満足感もある。聴きやすい名盤。雑誌とかでヴァンヘイレンの名盤を紹介されたりすると、これと1st albumがよく取り上げられてる印象。ちなみにHot For Teacherはどのベスト盤にも入っています。ヒット曲なので。
おすすめポイント
軽快で原始的なバスドラが鳴り…
ピックスクラッチでカットイン…
トリッキーなタッピングが飛び込み…
下降していくメロディからの…
ドーーーン!!!
(語彙。。。)
…この流れにはいつも胸が躍ります。チャリ通していた高校生時分は、これとモトリークルーのLive Wireを聴きながら全力で立ち漕ぎしてました。
この曲においてボーカルはオマケです。この曲に限らずヴァン・ヘイレンの曲はギターの音色とフレーズが特に好きで…ってまぁ、みんなそうなのですが。この方のギターは聴いていてテンションが上がります。何と言いますか…ドライヴ感に溢れているというか。
それは音も、フレーズも、リズム感も、全て相まって生まれるものだと思いますが、唯一無二の心地よいドライヴサウンドを鳴らしてくれるのです。
ひと昔前の初心者向けバンド雑誌によくある「この曲を聴け」とか「名曲ギターリフ100選」みたいな特集には100%取り上げられている方でした。「ライトハンド奏法の生みの親」という殺し文句もあり、テクニカルギタリストとしての知名度も高かったです。
ただ、エディより難しいフレーズを弾く…という意味でエディよりスキルが上のギタリストはきっとたくさん居るんだと思います。でも、エディ以上にギターがノっているギタリストはそうそういないでしょう。聞いていて楽しくなる、心地よく歪んだギターのトーン。唯一無二!
気に入ったら、この曲も!
~I’m the One~
1st album『Van Halen(邦題:炎の導火線)』に収録。ノリがHot For Teacherに似ていますが、こっちの方がギターが前面に出ています。
~Eruption~
これまた1st album『Van Halen(邦題:炎の導火線)』に収録。この曲を練習したギターキッズは一体どれほどいるのでしょう?邦題は「暗闇の爆撃」…もはや古典と化したこの曲に、粉々にされたロック小僧の数は計り知れません。
~Ain’t Talkin’ ‘bout Love~
またまた1st album『Van Halen(邦題:炎の導火線)』に収録(良いalbumだな~)。イントロから続くリフがいい音で。格好良くて!ただのAmなのに!
~China Town~
打って変わってエディ最後のalbum『A Different Kind Of Truth』より。ワウワウうねりながら弾きまくってます。
エディ・フォーエバー!!
2020年はコロナに始まり悲しいニュースが多い年だったけど、昔から馴染みのある名前だった分、個人的に最もインパクトが大きいニュースでした。正真正銘まごうことなきロックレジェンドの一人が、この世を去った日。
ですが多くのロック親父共がそうであるように、私の耳にもハートにも永遠に貴方のギターは鳴り続けます。
ドライヴ感溢れたギターの音に心躍らせ続けます。ありがとうエディ。永遠に!