漫画に見るリーダー論、一騎当千とその意味。

仕事

るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-の連載が始まって3年以上経ちました。

一度は完結した漫画なのですが、連載終了後しばらくして実写映画化されたり、なにかと注目を浴びています。

ジャンプ展のコーナーも大きかった。やはりジャンプを支えた看板漫画のひとつだったんだなぁと再認識したものです。

週刊少年ジャンプで連載されていたのをリアルタイムで読んでいた世代ですが、北海道編が始まる事を知ったときは少し複雑な気持ちでした。

スピンオフはあったものの本編終了から18年経っていたし、今、新しく始まる話を素直に楽しめるだろうか?…と。

ただそこは流石るろ剣、蓋を開けてみると面白かったです。

まぁ正直同窓会的な楽しみ方が多分に含まれているとは思うのですが、それでも続きを読みたくて新刊が出るたびに購入しています。

一騎当千という言葉の意味

私は「一騎当千」という言葉が好きでして。たった一人で千騎分に匹敵する、というその意味の持つ強さに惹かれるのです。

この言葉について北海道編4巻を読んでいたとき「なるほど~」と思うセリフがありました。

「一騎当千の猛者か 確かに居るよね

 清国の昔話に出てくる一人で本当に千人倒す様な化物じゃなくて

 その者が現れると味方千人が奮い立ち敵方千人が恐れ戦く…そういう意味での一騎当千」

これは劇中で新撰組の生き残り長倉新八が近藤局長、土方副長、高杉晋作、西郷隆盛らを例に出して言うセリフです。

一騎当千という言葉に憧れながら、現実はせいぜい一騎当二・当三が関の山だよな~と思っていた私には目から鱗の言葉でした。

リーダー論から見る「一騎当千」

一頭の狼に率いられた百頭の羊の群れは、

一頭の羊に率いられた百頭の狼の群れに勝る。


これはかのナポレオンの弁だそうですが、前述の一騎当千と語る本質は同じなのだと思います。つまりは、リーダーシップの話ではないかと。

現実に一人の人間が千人分の動きを行うことなんて不可能。

でも、率いる千の力を最大化させる事であれば可能。

群れの力を最大化させる能力が「リーダーシップ」であり、それを持つ人が現実世界における「一騎当千」なのではないかと。

デール・カーネギーの「人を動かす」という名著には、人に行動を促すための方法がいくつも書かれています。そのどれもが他者を理解し賞賛する精神にあふれており、力で服従させるような事はしていません。

千の群れを率いる狼の在り方も様々だということのようです。

圧倒的な力を見せつけることで群れを奮い立たせるリーダーもいれば、群れに寄り添いポテンシャルを発揮するリーダーもいる。

また、鋼鉄王と呼ばれたアンドリュー・カーネギーの墓にはこう刻まれています。

おのれよりも優れた者に
働いてもらう方法を知る男ここに眠る

これもまた一つの一騎当千の在り方でしょう。

一騎当千、つまりは

さまざまな形でリーダーとしての能力は存在しますが、そのどれもに共通していることがあります。

それは「自分一人で何かを成すわけではない」ということです。

「人を頼る」これは意外と難しいと思っています。でもその重要さを理解できなければ一騎当千の猛者にはなり得ない。

現実における一騎当千とは「率いる力を持つ」という言葉に集約されるのかもな~、と思わされる今日この頃でした。

ちなみに私は








©和月伸宏/集英社

一匹狼が好きだがね!!!

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