DTPエキスパート独学取得までの道~私の勉強方法~

仕事

商業印刷の世界の片隅でひっそり生きている私が、免許以外ではじめて取った資格DTPエキスパート。

資格なんて運転免許しか持ってない

adobeソフト使った事はほとんどない

ついでに勉強嫌い

そんな私がどう合格したか。いつかの自分と同じ境遇の方に少しでも参考になればと筆を執った次第であります。

DTPエキスパートって何?

公益社団法人 日本印刷技術協会JAGATが実施している、DTPに関係する業務能力を問う認定試験。

出題範囲はめちゃ広い。この知識、普段の実務では使わんな~…という部分もままあり(職種にもよるかと思いますが)。

本記事は2019年受験時の内容ですが、2020年から二段階制に変更になりました。学科試験のみ合格した場合は「DTPエキスパート」、学科・実技両方の試験に合格した場合は「DTPエキスパート・マイスター」に認定されます。

そして2019年以前の合格者は更新時に「DTPエキスパート・マイスター」に変わります。なので更新までは「名刺上はDTPエキスパートだけど、実際はDTPエキスパート・マイスター」という状態になります。ややこしいわ。

DTPエキスパート試験概要

試験時期:年2回(3月、8月)

試験内容:
二部構成の学科試験を会場で受験。時間は第1部・第2部共に120分。その後、自宅にて実技試験の課題制作。課題は作品と制作指示書のふたつを作成。制作期間は学科試験後1か月くらい。

試験費用:
DTPエキスパート・マイスター
⇒21,000円(税込)
DTPエキスパート
⇒15,000円(税込)

合格率:毎年だいたい50%ほど

かかった勉強時間:延べで240時間くらい。ただし学科試験突破のみが目的なら、筆記の勉強時間は60時間くらい減らせます。理由は後述。

受験を決意、が…

受験を思いついたきっかけは、業界の常識について改めて学び直したい…というのが理由でした。

働く中で覚える知識が偏りがちだったので、体系的に幅広い知識を得るのに良いかな~と。

で、とりあえず教科書である「DTPエキスパート認証試験スーパーカリキュラム」を買うところから始まったのですが…。300ページの分厚さに加え、小さいQ数でびっしり書かれてまして。まぁ、進まないこと。暗記だけじゃなく計算問題もあったりで、「なにこれ…何で合格率50%もあんのよ」と、何度か挫けながら読み進めました。

ただ今にしてみれば合格率は納得です。学科試験突破だけが目的ならこの教科書を熟読する必要なかったので(詳細は下記学科試験の勉強方法にて)。

まあ、受験の動機は知識を得ることだったので、読んで無駄では決してなかったのですが

1回落ちました!!

…くそ…2万が…2万がぁ…。

学科試験は合格点に届かず不合格。課題の「作品」は合格。課題の「制作指示書」は致命的な欠陥があるとのことで不合格。致命的な欠陥て。そんなあかんかったんかいぃぃ…。

思いつきから2か月でテストだったので「合格の可能性は五分五分かな?」と感じつつも「イケるっしょ!」って調子こいていたので、実際落ちるとショックでしたねぇ…。

学科試験の勉強方法

JAGATから発売されている過去問を買えるだけ買って解き続ける。答えを暗記するくらい何周も。これに尽きます。なぜなら約7割が過去問の流用なので。選択肢の内容も並びさえそのままというレベル。

実際の試験問題見てびっくりしましたから。こんなに流用されてくるのか、と。なので合格だけが目的ならこれさえやっておけば分厚くて情報量半端ないカリキュラムは基本的に不要になります。知りたいことについて辞書がわりに見るくらいの使い方になるかと。

また第1部・2部共に約350問を120分で解くことになるので、そもそもいちいち考えている時間もないです。過去問の流用は条件反射で解答、新規問題や計算問題にその分時間を充てる…という対策で2度目の試験は突破しました。

実技試験(作品)の勉強方法

これはAdobeソフトの使い方をググりつつコツコツ作っていけば、Adobe初心者でもそこまで難易度高くないです。高度なデザインスキルは求められないので、よほど非常識なデザイン(濃い背景色に濃い文字色みたいな)をしない限り問題ないです。

1度目の試験でも合格点をもらえましたが、正直「パワポで作ったの?」と言われてしまいそうなものだったので。。。

実技試験(制作指示書)の勉強方法

1度目落ちた時。

この指示書の点数が悪かったんです。そして、2度目もこれが個人的な鬼門でした。というのも実制作の経験がなかったこともあり、何をどこまで書けば良いのか見当がつかず…。

一度見本となるものが見られればイメージが掴めると思いググったものの一向に見本が見つからず…。

色々調べた結果「DTP エキスパート 課題制作スーパートライアル」という中古本を買って2度目の試験を受ける前に勉強しました。2003年初版なので内容は古いのですが、制作指示書の例が載っていたので何をどう書くべきか参考になりました。

2度目の試験のとき学科については自信がありましたが、この制作指示書は合格が発表されるまで自信が持てませんでした。

合格、そして

合格発表は、合格通知発送前にwebで先行発表されます。ドキドキしながら先行発表のページを開くと…なんとか合格してました。

後日届いた通知を見たら本当に「なんとか合格」レベルだったけど!学科はほぼ満点だったけど制作指示書はギリギリ合格でしたよ…。

で、とってみた感想ですが。

民間資格なのでこれを取ったからといって、できる業務が増えるわけではない。つまるところ自己研鑽でしかない資格ではありますが、この業界では名刺にこの資格名を載せている方も多いので認知度はあります。

ただ、有資格者すべてが真にエキスパートかと問われると、正直なところ怪しかったりします。前述のとおり丸暗記で突破できる要素もあるので。

とはいえ、対外的には最低限必要な知識を持っているアピールにはなりますし「見たことも聞いたこともないがDTPにおける一般常識だった」という事態はほぼなくなります。

知識を深めたくて始めた受験だったため、前述のスーパーカリキュラムも全ページ通して読んでみました(めっちゃしんどかったですが…)。合格だけを目標とするならこの作業は不要ですが、私と同じ動機の方にはご一読をおすすめします。初めて知ることも多いと思うので。

あとは名刺でエキスパートを名乗る以上「分かりません」は許されないぞ…という気持ちが生まれましたかね。まぁ本当に分からない事に出くわしたら、知った振りして後でググるのですが。その場を取り繕うのもスキルということで!

個人的には作品制作を通じてadobeソフトの使い方を学べたのも大きな収穫でした。超オススメ資格!…というほどではないのですが、興味がある方は挑戦して損はないかと。

受験料高いけどねっ!

二年に1度更新費かかるけどねっ!

更新試験のレポートはこちら↓
DTPエキスパート更新試験を受ける際の準備、勉強、感想レポート

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