気持ちの整理をつけるべく追悼記事書いたり、前の記事やその前の記事で過去のライブを振り返っていたのですが、今回は毎年恒例の武道館ライブでございます。
引き続き櫻井さんを想い
今井さんのコメント「ずっと、あっちゃんの横でギターを弾いていたかった」・・・高校の同級生でずっと一緒にやってきた仲間ですものね。喪失感は我々の比ではないと思います。泣ける…というか、ただただ、悲しくて無念。
そんな今井さんが「ま、でもね。続けるからね♪ 大丈夫」と続けたことにも考えさせられます。
ショックを受けるファンへの配慮もあるでしょうし、BUCK-TICKというバンドは圧倒的フロントマンを喪ったとしても歩みを止めることはない、というスタイルの表れでもあるでしょうし。
活動継続という意思決定はなんか、BUCK-TICKらしいなぁ…と感じさせられます。櫻井さんも「続けてくれ」って言いそう。
デビューから36年BUCK-TICKの顔を務めた櫻井さんの歴史は、これはもう、どうひっくり返ったってなくなるものではないのですが、今後のBUCK-TICKがどうなっていくのかは見届けたいと思います。
話はそれるのですが西川さんからの追悼コメントを見て、久しぶりに櫻井さんと今井さんが出演した「西川貴教のイエノミ!!」が観たくなりまして。やっぱり面白くて笑ってしまいました。一方で寂しさも感じて泣き笑いでしたが。あまり大きい声では言えませんがYouTubeにも上がっているので、未視聴の方はぜひ観てみてください。
敬意や敬愛は永遠に。でもそろそろ、前を向くために。本稿では夢見る宇宙を振り返ります。
TOUR 夢見る宇宙【2012/12/29(土)@日本武道館】
年末恒例の武道館ライブです。この日はアルバム「夢見る宇宙」のツアーファイナルでした。
これはツアーグッズではなくアルバム購入特典だったような…?でもついでに掲載。クリアファイルのオモテ面とウラ面です。
武道館でもらったフライヤーその1…のオモテ面とウラ面。
武道館でもらったフライヤーその2…のオモテ面とウラ面。
武道館でもらったフライヤーその3…のオモテ面とウラ面。
武道館でもらったフライヤーその4…のオモテ面とウラ面。
武道館でもらったフライヤーその5…のオモテ面(ウラ面はナシ)。
TOUR 夢見る宇宙 セットリスト
このライブは映像化もされているので、気になった方はぜひ購入して観ていただければと!
01.エリーゼのために
リズムが格好いい。リフが格好いい。歌声が格好いい。全てが素敵。
02.LADY SKELETON
03.ONLY YOU -WE ARE NOT ALONE-
04.人魚 -mermaid-
05.夢路
06.Long Distance Call
この曲に漂う重さ・悲壮感は櫻井さんが歌うからこそ表現できたものだった。
07.極東より愛をこめて
シリアスなメロディーのリフから始まる、スピードの感ある曲…てすが。何よりも、一度ミュージックビデオを観ると燃え盛る炎の前で演奏するメンバーのイメージが頭に焼き付いて離れない曲。
08.Jonathan Jet-Coaster
これまた直球に格好いい曲。イエーイエー!!
09.見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ
重くて暗い曲調にカッティングの音が頭から離れぬ。。。
10.夜想
BUCK-TICKらしい妖艶さが溢れてます。
11.SANE -typeⅡ-
12.禁じられた遊び -ADULT CHILDREN-
13.INTER RAPTOR
夢見る宇宙のアルバム曲だと一番好きな曲でした。キャッチーなメロディーに力強い歌詞と歌声。サビでリズムに合わせて手を叩きたくなるリズミカルさも素敵。
14.MISS TAKE~僕はミス・テイク~
軽やかで、美しい、名曲。
15.CLIMAX TOGETHER
16.Coyote
薪を火にくべながら歌ってそうな、情熱的だけどメランコリックな曲。memento mori大好きです。
17.君のヴァニラ
18.天使は誰だ
19.JUPITER
20.JUST ONE MORE KISS
BUCK-TICKの代表曲。キャッチーです。ポップです。言わずもがな名曲です。
21.独壇場Beauty-R.I.P.-
この曲にはフィギュア付き限定版なんて仕様がありましたね。
ということでご紹介。似てるかと言われれば…まぁ…微妙なのですが。でも手放せずにいます。きっとこれからも。
22.夢見る宇宙
ライブ盤はキラキラ星のメロディーで終わるのですが、妙に年の暮れ感を感じました。櫻井さんの「おやすみなさい」というメッセージもあり、あぁ、今年も終わったなぁ…と。
パレードはゆく
過去を振り返れば気持ちの整理が多少はつくかと思いましたが、てんでつきませんでした。喪ったという実感は皆無で。受け入れるにはまだ時間がかかりそうです。
ただ、音源聴いたり映像観たりして思ったのは、櫻井敦司というBUCK-TICKのボーカルにはいつだって触れられるのだなと。これは綺麗事ではなくそう感じまして。
もう新しい歌も姿も見ることはできないけれど、聴くたびに、観るたびに、いつだってそこに生き続けるんだなと。
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BUCK-TICKを愛したファンに囲まれ、その死の直前まで歌を歌い、病で徐々に弱るのではなく、前触れもなく倒れ突然この世を去ったその最期は、作り話に思えるくらい潔すぎる終焉で。正直、命を燃やし尽くした末の避けられない「運命」だったと感じてしまうほどに劇的な結末で。
だから私達は未だに置いてけぼりを食らったような感覚のままなのですが、これからも貴方の歌声や、姿に、自分を鼓舞して生きていきます。なので、やはり貴方は不滅です。
親愛なる魔王。
敬愛の念を禁じ得ないロックスター。
櫻井敦司よ、永遠に。